企画・コンセプト設計
Web制作の全体フロー
| 工程 | 主な作業 | 成果物 |
|---|---|---|
| ① 企画 | 目的・ターゲット・コンセプト定義 | 企画書・コンセプトシート |
| ② 設計 | サイトマップ・ワイヤーフレーム作成 | サイトマップ・WF |
| ③ デザイン | ビジュアルデザイン・カンプ作成 | デザインカンプ |
| ④ コーディング | HTML/CSS/JS実装 | ソースコード一式 |
| ⑤ 公開 | サーバーアップロード・動作確認 | 公開済みサイト |
| ⑥ 改善 | アクセス解析・フィードバック対応 | 改善レポート |
前工程の品質が後工程に影響する
企画が曖昧なままデザインに進むと後から大幅な手戻りが発生する。企画・設計フェーズに全体の30%を使うことがプロジェクト全体の効率化につながる。
サイトの目的を定義する
集客・認知拡大
新規ユーザーにサービスや商品を知ってもらう
リード獲得
問い合わせ・資料請求・メール登録などのCVを目的とする
EC・販売促進
商品・サービスの直接購入を促す
ブランディング
企業・個人の信頼性・世界観を伝える
ペルソナとコンセプトシート
ペルソナとはターゲットユーザーを代表する架空の人物像です。基本情報・行動・ニーズを具体的に記述します。ペルソナは1〜3人に絞ることが重要。
コンセプトシートに盛り込む4要素
① サイト名・ドメイン候補 ② キーカラー(カラーコードで記録)③ キーメッセージ(ヘッダーのキャッチコピー)④ 参考サイト(ベンチマーク3〜5件+参考理由)
- Web制作は企画→設計→デザイン→コーディング→公開→改善の6工程で進める
- サイトの目的(集客・リード獲得・販売・ブランディング)を最初に明確化する
- KPIは数値で測定できるものに限定し、プロジェクト開始前に合意を取る
- ペルソナは1〜3人に絞り、基本情報・行動・ニーズを具体的に記述する
サイト設計・ワイヤーフレーム
サイトマップとワイヤーフレーム
サイトマップはサイト全体のページ構成を階層的に示した図です。ページの数・命名・URLの設計を決めます。
- 色は使わず、グレーのボックスとテキストだけで構成
- コンテンツの優先順位を面積と配置で表現する
- スマートフォン版も合わせて作成(モバイルファーストで設計する)
デザイン制作
デザインカンプ作成
Adobe XDを使ってWFに色・フォント・画像を当てはめたデザインカンプを作成します。
- 配色 — カラーシステム(プライマリ・セカンダリ・ニュートラル)を先に決める
- フォント選定 — 見出し用ディスプレイフォントと本文用フォントを1〜2種に絞る
- レイアウト — グリッドシステムを設定し、余白を統一する
HTML/CSSコーディング①
HTMLの骨格とナビゲーション
- セマンティックHTMLで構造を記述(
header・main・footer・nav・section) - グローバルナビゲーションは
nav要素で作成 - ヒーローセクションは
sectionに背景画像・キャッチコピー・CTAボタンを配置
デザインカンプ通りに実装する
コーディングはデザインカンプの通りに実装する。「大体同じ」ではなくピクセル単位で合わせることを心がけること。
HTML/CSSコーディング②
カードレイアウトとフォーム
- カードレイアウトはFlexboxまたはCSS Gridで実装
- フォームはHTML5のバリデーション属性(
required・type="email")を活用 - CSSカスタムプロパティ(変数)でカラー・フォント・余白を一元管理する
レスポンシブ・JavaScript実装
レスポンシブデザインとJavaScript
- モバイルファーストで設計し、
min-widthのメディアクエリで拡張する - ハンバーガーメニュー —
classList.toggleでメニューの開閉を制御 - スクロールアニメーション — IntersectionObserverで要素の表示を検知してclassを付与
モバイルファーストで設計する
Googleはモバイルページでインデックスを行うため、スマートフォンで正しく表示されるかを最初に確認する。ブレークポイントの目安:スマホ(〜767px)・タブレット(768〜1023px)・PC(1024px〜)。
公開・FTPアップロード
サーバーとドメイン
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| ドメイン | Webサイトの住所(例:example.com)。お名前.comなどで取得 |
| 共有レンタルサーバー | 複数サイトで1台のサーバーを共有。安価で初心者向け(Xserver・Sakuraなど) |
| 静的ホスティング | HTML/CSS/JSのみのサイトに最適。Netlify・Vercel・CloudFlare Pagesは無料プランあり |
公開後は動作確認チェックリストで検証する
全ページのリンク切れ・画像表示・フォーム動作・モバイル表示・ページ速度を確認する。Chromeの開発者ツールとGoogle PageSpeed Insightsを活用しよう。
改善・振り返り・まとめ
公開後の改善サイクル
- Google Analytics 4(GA4)のトラッキングコードをサイトに設置
- ヒートマップツール(Hotjar・MicrosoftClarity)でユーザーのクリック位置・スクロール深度を把握
- Google PageSpeed Insightsでページ速度(Core Web Vitals)を改善
ポートフォリオへの活用
制作背景・課題・解決策・成果をまとめたケーススタディとして掲載する。スクリーンショット・デモリンク・GitHubリポジトリを合わせて公開することで採用担当者の評価が高まる。
- Web制作は企画→設計→デザイン→コーディング→公開→改善の6工程で進める
- WFはグレースケールのみで作成し、コンテンツ構造の設計に集中する
- モバイルファーストでコーディングし、メディアクエリでPC向けに拡張する
- 公開後はGA4でデータを収集し、PDCAを繰り返して改善し続ける
- Web制作は公開して終わりではなく、公開後の改善こそが最も重要